ChatGPTに自社サイトを読ませるために確認する4か所
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- KIZUNA Creation
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自社サイトはちゃんとある。SEOにもそれなりにお金をかけてきた。なのにChatGPTに業種と地域で聞くと、自社の名前が出てこない。
原因はいろいろありますが、そもそも「サイトが読まれていない」ことが混じっている場合があります。この記事では、中小企業や士業の広報の方が、制作会社に連絡する前に自分で確認できる4か所を順番に挙げます。全部見ても1時間はかかりません。
先に、読めているかどうかを1回試す
確認の前に、現状を1つ取っておきます。ChatGPTに自社サイトのURLをそのまま貼って、「このページに書かれている会社の事業内容を教えて」と聞いてください。
内容に沿った要約が返ってくれば、少なくともその取得経路では読めています。「開けませんでした」「アクセスできません」といった返答なら、確認1が本命です。それらしい要約が返ってきても、ページに書いていない話が混ざっていたら、実際には読まずに一般論で答えている可能性があります。ページ内の固有名詞(サービス名や代表者名)を答えられるかどうかで見分けられます。
確認1. robots.txt でAIのクローラーを止めていないか
ブラウザで「自社ドメイン/robots.txt」を開いてください。テキストが数行表示されます。ここに、AI関連のクローラーを拒否する記述が入っていないかを見ます。
2026年8月時点でOpenAIが公開しているクローラー名には、学習用のGPTBot、検索インデックス用のOAI-SearchBot、ユーザーの操作に応じてページを取得するChatGPT-Userがあります。名称や役割は提供元の判断で変わることがあるので、実際に設定する前にOpenAIの公式ドキュメントで最新の一覧を確認してください。
「User-agent: GPTBot」の下に「Disallow: /」と書いてあれば、学習用のクローラーはサイト全体を読みません。制作会社が方針として入れている場合もあれば、テスト環境用の設定が本番に残ったままの場合もあります。どちらなのかは、作った会社に聞くのが早いです。
ここで判断が要ります。学習には使われたくないが、AIの検索結果には出したい。この2つは別のクローラーなので分けて指定できる場合があります。とはいえ、どの範囲を許可するかは自社の方針そのものなので、経営判断として決めてください。塞ぐこと自体は悪ではありません。塞いだまま「なぜ出ないのか」と悩んでいる状態だけが困ります。
なお、robots.txtを開放しても、AIの回答に自社名が出るようになるとは限りません。読まれる条件が1つ整うだけです。
確認2. 会社概要が、1画面で読み切れる形になっているか
読めていても、書いてある内容が曖昧だと引用しづらくなります。会社概要ページを開いて、次の項目が短い文で書いてあるかを見てください。
- 正式名称(略称しか書いていないサイトが意外とあります)
- 所在地と設立年
- 事業内容を、業界用語ではない言葉で3行以内
- 提供しているサービスの名前と、それが何をするものかの一言説明
- 対応エリア(地域で選ばれる業種なら必須)
「お客様に寄り添い、最適なソリューションをご提案します」だけが書いてあるページは、人間が読んでも何の会社か分かりません。AIも同じです。「東京都港区で、従業員50人以下の会社の給与計算と社会保険手続きを代行しています」と書いてあるほうが、質問と結びつきます。
確認3. 大事な情報が画像やPDFに閉じ込められていないか
料金表が画像1枚、サービス案内がPDFのダウンロード、というサイトはよくあります。人間は読めますが、機械にとっては中身が取り出しにくい形です。
自分のサイトで確かめる方法があります。料金表のページを開いて、金額の数字をマウスで選択してみてください。文字として選べなければ画像です。選べないところに書いてある情報は、AIにも届きにくいと考えてください。
全部を作り直す必要はありません。画像はそのまま残して、同じ内容を文字でも書き添えるだけで足ります。
確認4. sitemap.xml に、載せたいページが入っているか
「自社ドメイン/sitemap.xml」を開くと、サイト内のURL一覧が出ます。最近作ったサービスページや事例ページが載っているかを見てください。載っていなければ、そのページはクローラーから見つけにくい状態です。
WordPressなら、サイトマップを作るプラグインの設定で対象から外れていることがあります。ここは制作会社に「このページがsitemapに入っていない」と具体的に伝えれば、たいてい数分で直ります。
llms.txt は、まだ効くかどうか分かっていません
AI向けにサイトの案内を書く「llms.txt」という提案があります。設置を勧める記事も見かけますが、これは各社が対応を約束した規格ではありません。私たちも自社サービスで実際に置いてみて、その前後を測った記録を公開しています(下の関連記事です)。作るのは10分ほどなので、やりたければ止めませんが、確認1から4を後回しにしてまで取り組むものではないと考えています。
直したあと、同じ質問でもう一度測る
4か所を直したら、最初にやったURLの要約テストと、業種と地域を入れた質問(自社名は入れない形)をもう一度投げてください。日付と一緒に回答を保存します。変わっていなくても失望しないでください。読まれる条件が整うことと、回答に名前が挙がることは別で、後者は他社のページの状況にも左右されます。
私たちが開発しているUITruthは、この「同じ質問を定期的に投げて、回答と引用元を保存する」部分を自動にしたツールで、登録なしのチェックをその場で試せます。UITruthが計測できるのは、Web検索を伴う日本語回答です。既定はChatGPTで、Gemini(実UI)も選べます(Perplexityの実UIは対象外です)。
ステップ0だけ、いま済ませてしまいませんか
ここまで読んだ方に、迷う場所はもう残っていません。登録なしのチェックは合計5回まで使えます。手順が頭にあるうちに、最初の一回だけ実行してしまうのが確実です。