AIが自社の古い情報を答えるときに、まずやること
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- KIZUNA Creation
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3年前に移転したのに、ChatGPTは前の住所を答える。もうやめたサービスを、今も提供中のように説明される。代表者の名前が先代のまま。こういう報告を、広報の方から聞くことが増えました。
腹は立ちますが、AIの側に「訂正してください」と連絡する窓口は、基本的にありません。直すのは、AIが読んでいる元のページのほうです。この記事では、どこを直せばいいかを特定して、実際に手を入れるまでの順番を書きます。
AIに直接クレームを入れる場所は無いと思ってください
先に前提を1つ。ChatGPTの回答は、Web上のページや過去に学習した文章をもとに作られます。回答画面から「この情報は古い」と伝える手段が用意されている場合もありますが、それがいつ・どう反映されるかは提供元が決めることで、こちらからは分かりません。待っていても仕方がないので、供給元の情報を直しにいきます。
手順1. 間違っている中身を1行で書き出す
「なんとなく情報が古い」のままでは手が動きません。ChatGPTの回答をコピーして、事実と違う箇所だけを抜き出します。
- 住所が「渋谷区◯◯」になっている(正しくは2023年5月から港区◯◯)
- 「助成金申請の代行」を提供中と書かれている(2024年に取り扱い終了)
- 代表者名が先代のまま
この形にしておくと、あとで自社サイトを見直すときに、どのページのどの行を直せばいいかがそのまま決まります。
手順2. 回答の引用元リンクを開く
Web検索を伴う回答には、根拠にしたページへのリンクが付くことがあります。付いていれば、それを全部開いてください。ここで犯人がだいたい分かります。自社サイトなのか、よそのページなのか。この2つで打ち手が変わります。
リンクが1本も付いていない場合は、Web検索を有効にしてもう一度同じ質問を送ってみてください(2026年8月時点では、入力欄まわりのメニューから検索を選べる場合があります。名称や配置は変わることがあります)。それでも出典が出ないなら、学習済みの知識だけで答えている可能性があります。そのときは手順3をとばして、手順4へ進んでください。
手順3-A. 犯人が自社サイトだったとき
いちばん多いのがこれです。そして、いちばん早く直せます。見るのは次の3か所。
- 会社概要ページ(住所・代表者・設立・資本金)
- サービス一覧と、終了したサービスの個別ページ(消したつもりで残っていることがあります)
- お知らせ・ニュースの一番上(最新記事が2年前だと、サイト全体が止まって見えます)
終了したサービスのページは、消すより「2024年12月をもって受付を終了しました」と冒頭に1行足して残すほうが安全です。ページごと消すと、そのURLを引用していた他社のページが宙に浮き、AIは古い引用文のほうを読み続ける場合があります。
移転している会社は、フッターの住所も忘れずに見てください。全ページに出るぶん、ここが古いと影響が広く出ます。
手順3-B. 犯人がよそのページだったとき
自社サイトは正しいのに、AIが古い情報を答える。このときは、引用元に挙がっていたページの運営者に直してもらう必要があります。よくある出どころはこのあたりです。
- Googleビジネスプロフィール(自社で管理できます。オーナー確認をしていないなら、まずそこから)
- 求人サイトの企業ページ(掲載が終わっても情報が残ることがあります)
- 業界団体・商工会議所の会員名簿
- 業界ポータルサイトの掲載枠
- 過去のプレスリリース配信ページ(配信済みのものは原則そのまま残ります)
プレスリリースのように後から書き換えられないものは、諦めて別の手を打ちます。新しい情報のページを自社サイトに作り、そちらが読まれやすい状態にする。古い記述を消すのではなく、新しい記述の数を増やすやり方です。
手順4. 直したあと、何日で変わるかは分かりません
ここは正直に書きます。ページを直してから、AIの回答が変わるまでの期間は誰にも約束できません。Web検索を伴う回答なら比較的早く新しいページを拾う場合がありますが、学習済みの知識をもとに答えている部分は、モデルの更新を待つことになります。
だからこそ、直した日をメモしておいてください。「8月20日に会社概要を修正」と書いておけば、9月に同じ質問をして変わっていなかったとき、まだ待つべきか別の原因を疑うべきかを判断できます。何もメモしていないと、毎回ふりだしに戻ります。
同名の別会社と混ざっている場合は、別の話です
「古い情報」ではなく「よその会社の情報」が混ざっているケースもあります。私たちが自社で運営するサービスを測ったときにも、同じ名前の別ブランドの説明が返ってきたことがありました。この場合に効くのは修正ではなく、自社サイトの会社概要に、正式名称・所在地・事業内容を短い文で明確に書くことです。曖昧な紹介文からは、AIも他社と区別できません。
月に一度、同じ質問で見張る
直したら終わり、にはなりません。よそのページが新しく古い情報を載せれば、また戻ります。手順1で書き出した質問を月に一度投げて、回答と日付を残す。この繰り返しが実際の運用です。
私たちが開発しているUITruthは、この見張りの部分(同じ質問を定期的に投げて、回答と引用元を保存し、言及を数える)を自動にしたツールです。UITruthが計測できるのは、Web検索を伴う日本語回答です。既定はChatGPTで、Gemini(実UI)も選べます(Perplexityの実UIは対象外です)。まず1問だけ手で試して、続けるのが面倒になったら下のリンクから同じ質問を投げてみてください。
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